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2019-03-10

リハビリは「新たな日常の獲得」と考える(リハビリ)

空と草原

「リハビリ(リハビリテーション)」というのは、幅広い概念です。
ネットの辞書検索だとこんな説明が出てきます。
”身体的、精神的、社会的な障害を持つ人の、機能、能力、社会生活の全人格的回復や促進を目的とする、専門技術による支援。一般にリハビリという場合、骨折などの回復段階における、身体機能回復のための作業療法や理学療法による医学的リハビリテーションを指すことが多いが、他に教育的、職業的、社会的リハビリテーションの分野がある。その内容は、リハビリテーションを「全人間的復権」とする邦訳があるように、ハンディキャップの認識とその解決への多職種の連携による総合的な援助が含まれている。例えば、精神障害を持っている人が、医学的なケアを受けながら、闘病生活でできなかった教育を受け、日常生活をスムーズに送る練習をし、職業につく訓練と職場を探し、普通の生活をもう一度送ることができるよう複数の専門職が援助する過程が、リハビリテーションの実際の1つ。”
(中谷茂一 聖学院大学助教授 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

通常使われる「リハビリ」は、主に「医学的リハビリテーション」(自主訓練含む)を指す場合が多いですが、回復期リハビリテーションを終えて機能的には完全に回復していない人々にとっては、職業復帰や社会復帰も大きな要素となります。
もちろん並行して、さらなる機能回復や代替機能の獲得、身体機能の維持という「医学的リハビリテーション」も必要になりますが、その役割は相対的に小さくなってくるはずです。
発病の前の状態に機能を完全に回復させるというのは、よほど後遺症が軽度でなければ困難でしょう。
となれば、
「残存機能でどう日常に復帰していくか?」
あるいは、「どう新たな日常を獲得するか?」
ということに焦点が絞られていくことなるでしょう。

そうなると「新たな日常を生きていくこと」自体がリハビリということになります。
それが他人から「健常者と変わりなく」「お気楽に」見えたとしても、
本人は懸命にリハビリに取り組んでいるということになります。
「鴨の水掻き」《気楽そうに浮かんでいる鴨も、水面下では水かきを絶えず動かしているところから》人知れない苦労があることのたとえ。)という言葉もあります。

私自身、縁あって「車いす散歩の会」という車いすユーザーとセラピスト(OT)の交流会に参加しています。
月一回の交流会のほか、春秋にバーべーキュー(春は花見も兼ねる)、音楽コンサート鑑賞や食事会といったイベントを行っています。
はたから見れば、「遊んだり出かけてばっかり」と思われるかもしれませんが、まさにそれが、この会の名前の由来である
「まず散歩でいいから家の外に出かけよう」という基本コンセプトなのです。
車いすユーザーは、社会的・心理的バリアーから家に閉じこもりがちになることが多いと聞きます。
そうした中、同じ車いすユーザーとの交流をきっかけに家の外へ出る機会を増やして、
「新しい日常」を獲得していくことを目的としているのです。
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プロフィール

BB survivor

Author:BB survivor
脳内出血サバイバー
2014年10月45歳で脳内出血(右被殻出血)を発症
左片麻痺(身体障害者手帳2級)
要介護1→要支援2(介護保険)
短下肢装具(オクラホマジョイント)着用
屋内)4点杖(退院時)→T字杖使用(現在)
屋外)電動車いす使用 ヤマハJWアクティブ→WHILL ModelCK
   雨天時以外杖歩行も可
2児の父
私立大学勤務(事務職員:2016.10復職)
文学部東洋史専攻卒業
初めての方は
「【はじめに】このブログを訪問していただいた方へ」
を読んでいただくことをおすすめします。
http://bbsurvivor.blog.fc2.com/blog-entry-1.html

※特に記載のない限り『』””内はリンク先からの引用です。
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東京都八王子市在住。特に説明のない場合、福祉制度等は東京都八王子市在住者に適用されるものです。

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